「エール」“2周目”突入 初回再放送は17・5% 朝ドラ異例のキャスト副音声付き
2020年06月30日 10:00
芸能
俳優の窪田正孝(31)が主演を務める朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。
“2周目”の「エール」は、キャストが役として朝ドラ異例の解説放送(副音声)を行う“特別版”。第1~6話は山崎育三郎(34)の佐藤久志、第7~12話は松井玲奈(28)の関内吟、第13~18話は森山直太朗(44)の藤堂清晴が担当。ドラマの状況説明に加え、キャラクターそれぞれの視点もプラスされるという。
解説放送は、視覚障がい者のための放送サービスとして番組音声からだけでは伝わらない情報を副音声で補完。朝ドラの解説放送(副音声)は1990年前期「凜々と」から開始。「エール」は声優の山崎健太郎が担当している。
4月1日から休止していた収録は今月16日、2カ月半ぶりに再開。放送再開時期について、NHKは「収録再開後の状況を見ながら判断してまいります」としている。