門脇麦&吉岡里帆「史上最長の遠距離恋愛ドラマ」宇宙飛行士・千葉雄大と三角関係!?
2020年07月09日 06:00
芸能
▼千葉雄大(高村宗一=宇宙に1人、長期滞在している宇宙飛行士。煩わしい人間関係が嫌いで、今の生活に満足している)宇宙と地球という離れた場所でのお話なのですが、このおうち時間が増え、思うように人と会えない現状とも相通じるものを感じました。今回はグリーンバックで、リアルタイム合成による撮影なので、普段のドラマ撮影とは違い、孤独で切ない瞬間もありますが、宗一はもっと気丈な人物だと思うので、まだまだ僕は未熟だな、と気を引き締める日々です。緑色に囲まれた時は赤色を見ると良いと聞いたので、赤色のものを鞄に忍ばせています。でも、特撮を経験しているので、少しは慣れているようにも思います。
門脇さん演じる咲子とは宇宙と地球という離れた設定なので、ほぼ全くお会いできずに寂しいのですが、一度やったリハーサルでの門脇さんの残り香を頼りにお芝居しているので、大変助かっています。吉岡さん演じるユリはAIなので、これまた現場でお会いする機会がないのですが、共演させていただく機会が割とあったので、宗一とユリのようにツーカーであーる関係だと信じております。総じて、お二人ともアイミスユーです。
人と関わることは時に煩わしく、時に心温まるものでもあったりと、色んな側面を持っていると思うのですが、みなさまなりの人との関わりを改めて考えるきっかけとなれば幸いです。
▼門脇麦(鮎原咲子=宗一を取材することになったテレビ番組のディレクター。実は、宗一の大学時代の元恋人)「人と距離をとって生活しなければならない」。その距離がどれだけ寂しいものか、人々が痛感した今だからこそ生まれたドラマなのではないかと思います。会いたい時に会いたい人と会う。伝えたい言葉は伝えられる時にちゃんと伝える。今回の経験で改めて知った大切な気持ちを、この作品にしっかりと込められたらなと思います。素敵な作品になりそうで、ワクワクしながら撮影している日々です。是非楽しみにしていてください。
▼吉岡里帆(人工知能・ユリ=宗一が滞在している宇宙船に搭載されたAI。1年間の生活で人間らしい感情が芽生えている)今まで挑戦したことのない役どころで、どんな風に演じようかとワクワクしました。AIと宇宙飛行士、宇宙飛行士と地球の元恋人との会話の応酬が、物理的には遠いのに精神的には近いように感じて、そのアンバランスさが面白いなと思いました。ユリが任務遂行のために宗一とタッグを組むシーンがお気に入りです。生身の人間と人工知能がお互いを認め合って信頼し合っている姿がとても愛おしく感じました。千葉さんは、基本的に1人で演じることになるので難しい役どころだと思うのですが、クルクルと変わる表情が魅力的で、千葉さん自身、集中力とユーモアのある方だなと思いました。このドラマはたった1人、宇宙で生活する宇宙飛行士の物語ですが、地球で待つ人たち、AIのユリとの優しい愛の物語です。是非ご覧ください。
▼テレビ東京制作局ドラマ室・濱谷晃一プロデューサー コロナ禍で放送ラインナップも影響を受け、4話限りのドラマ24特別編を急きょ放送することになりました。「外出自粛期間の直接会えない“孤独な非日常”は“宇宙で孤独に過ごす宇宙飛行士”みたいだな」と思ったのが企画のきっかけです。テレ東らしいワンアイディアのドラマをバーチャルスタジオのリアルタイム合成で撮影するチャレンジ。発案から放送まで非常に短い期間ですが、素晴らしいキャストの方々が集結してくれました!気鋭の劇作家・玉田真也&気鋭のクリエイターチーム・ソケットのタッグでお送りする究極のソーシャルディタンスドラマ。是非ご覧ください。