上戸彩=花 ズバズバ言って叱って励ます 2人とも“ガツガツ系妻”
2020年07月20日 08:00
芸能
「魅力的に映っているとすれば、堺さんのお芝居のおかげです。あれだけ外で怖い顔してるのに、家では一気に表情が柔らかくなる。一人の男をあそこまで変えてしまう堺さんは本当に凄い」と笑顔で殊勝に語る。
自分のシーン以外の台本は読まない。半沢がどんな窮地に立たされているのか、大和田とどう戦っているのか花は知らない。「直樹がどんな顔をして家にいようと、花は外のことは分からない。自分が見てる直樹だけを信じてる。大和田さんの本当の顔を知ってたら、私の芝居も変わっちゃうので」。花の気持ちにいかに近づくか。それを意識している。
今や妻や母のイメージも十分にある。「奥さん、お母さんの役が続いたんです。そのイメージを定着させてくれた作品ですね」と感謝の気持ちが大きい。
花は優しく支えるのではなく、叱るように励ます。「私自身、背中を優しく押すような奥さんではない。花みたいに言いたいことは言ってる。ズバズバと言うし、無視するときは無視する。ガツガツ系なので、花は私に近いかな」と笑う。
15年と昨年に2人の子供を出産し、現在は2児の母だ。今作が産休明けで最初のドラマ。撮影前に前作を見返した。「“半沢頑張れ、負けるな”と思いました。花もそういう気持ちなんだと思います」。今作でも半沢の一番の味方だ。
◆上戸 彩(うえと・あや)1985年(昭60)9月14日生まれ、東京都出身の34歳。97年に「第7回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞に輝き芸能界入り。01年にTBS「3年B組金八先生」で性同一性障害の生徒を好演。03年に「あずみ」で映画初主演。ドラマ主演作にフジ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」など。夫はEXILEのHIRO(51)。1メートル62、血液型O。