三浦春馬さん、友人たちと別れ 都内で密葬 事務所は「悲しみを超えて茫然自失」

2020年07月21日 05:30

芸能

三浦春馬さん、友人たちと別れ 都内で密葬 事務所は「悲しみを超えて茫然自失」
俳優の三浦春馬さん Photo By スポニチ
 18日に自宅で首をつった状態で発見され、死亡が確認された俳優三浦春馬さん(享年30)の所属事務所「アミューズ」が20日、三浦さんの密葬を済ませたことを発表した。
 公式サイトで「ご親族の方とも相談の上、すでに密葬というかたちで執り行わせていただきました」と報告。ファンや関係者に向けては後日、お別れの会を開く意向という。

 関係者によると、密葬は20日に都内で営まれ、斎場で荼毘(だび)に付された。午前から昼にかけては、親しい関係者や友人らが三浦さんと最後の対面をする機会も設けられた。小学生時代からの親友だった双子の格闘家、江幡睦(むつき、29)、塁(29)もインスタグラムでこの場に駆け付けたことを明かした。

 試合時に3人でリングへの花道を歩くこともあり、睦はインスタグラムに「中学生の頃に三人で夢を抱き、三人で今まで進んできた。三人の夢はこれからも続きます」。塁は「毎回、俺より緊張してる春馬の握ってくれた手がどれだけ心強かったか。今はただ悲しみと寂しさでいっぱい」などと記した。

 アミューズによると、三浦さんの死亡時刻は18日午後2時10分。同社は三浦さんが14歳の時からマネジメントしており、「悲しみという感情を超えて茫然(ぼうぜん)自失としており、悔やんでも悔やみきれないという思いです」とした。

 悲しみは海外にも広がった。中国版ツイッターの微博(ウェイボー)では一時、三浦さんの急死に関する検索がランキングの1位に浮上。中国紙の新京報は「天国でも自分の舞台を見つけてほしい」と追悼した。香港や台湾、韓国、タイなどでも報道された。

 米ブロードウェーでは、三浦さんが日本版に主演した舞台「キンキーブーツ」の関係者らが追悼。また、1月にコンサートで共演した米俳優マシュー・モリソン(41)は「日本の伝説的なパフォーマーで友人」と紹介し追悼した。英紙デーリー・メールをはじめ、フランスやロシアでも悲報が伝えられた。

 三浦さんはスポニチ本紙のインタビューに「海外での仕事もしたい」と話すなど、本格的な海外進出を目指していた。その夢への第一歩となる、12月開幕の日英共作の主演舞台「The Illusionist~イリュージョニスト~」を前にした突然の死。残された人の間には喪失感が広がっている。
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