展開読めてもOK 「倍返しだ!」半沢直樹は現代の「水戸黄門」
2020年07月21日 05:30
芸能
半沢も1話ごとに敵を倒す場面があり、勧善懲悪の爽快感を味わえる。一方で、最後に新たなピンチが訪れ、視聴者に「次はどうなるんだ」と思わせる。1話ごとにクライマックスを設けつつ、1クールを通した壮大な物語もある。この二面性があるからこそ、前シリーズで視聴率が初回以降、一度も下がらない右肩上がりを達成できたのだろう。
初回の高視聴率により、前作を超えるヒットも予感させる。前作と異なるのは、どの出演者も作品の性質を理解して参加していること。新キャストの市川猿之助(44)が早速、第1話からフルスロットルの顔芸で魅せた。パワフルな演技合戦はすでに前作超えだ。見応え十分の3カ月が始まった。 (放送担当・伊藤 尚平)