「麒麟がくる」坂東玉三郎がテレビドラマ&大河初出演「大変緊張」正親町天皇役 8・30放送再開

2020年08月14日 14:01

芸能

「麒麟がくる」坂東玉三郎がテレビドラマ&大河初出演「大変緊張」正親町天皇役 8・30放送再開
NHK「麒麟がくる」でテレビドラマ&大河ドラマ初出演が決まった坂東玉三郎 Photo By 提供写真
 NHKは14日、今月30日に放送を再開する大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の後半戦「京~伏魔殿編」の新キャスト10人を発表。歌舞伎界当代きっての女形、歌舞伎俳優の坂東玉三郎(70)が第106代天皇・正親町(おおぎまち)天皇役を演じ、大河ドラマはもちろん、テレビドラマに初出演することになった。玉三郎は前日13日にクランクインし「大変緊張しております。一生懸命務めさせていただきます」とコメント。「どんな華麗な帝(みかど)が現れるのか」(制作統括の落合将チーフプロデューサー)、大いに注目される。
 玉三郎演じる正親町天皇は上洛した織田信長(染谷将太)と絶妙な距離を保ちながら、没落した朝廷の存続を図る高貴で美しき帝。「今回初めてNHK大河ドラマの『麒麟がくる』に出演させていただきます。大変恐れ多いことなのですが、お役は正親町天皇を演じさせていただきます。私は大河ドラマの映像の中に出演させていただくのは初めてなので、大変緊張しております。出演者の皆様は映像に慣れている方々なので、その中で私がどんな役作りができるのかということを今考えている最中でございます。一生懸命務めさせていただきます」と意気込んでいる。

 玉三郎は1957年に初舞台。2012年には歌舞伎界5人目の人間国宝に認定された。映画出演は監督・主演を務めた95年「天守物語」が最後。今回がテレビドラマ初出演となる。

 落合CPは「後半戦の新たなキャストが決まりました!正親町天皇役に、これが初めてのテレビドラマ出演となる、歌舞伎界当代きっての女形、坂東玉三郎さんです。光秀や信長にとって雲の上の存在の美しき帝を、大河ドラマという初めてのステージで舞っていただく──どんな華麗な帝が現れるのか、今から楽しみでなりません」と期待している。

 他に陣内孝則(62)が堺の豪商・今井宗久、片岡鶴太郎(65)が幕府政所頭人・摂津晴門、春風亭小朝(65)が天台座主(比叡山延暦寺住持)・覚恕法親王、駿河太郎(42)が戦国大名・筒井順慶、小籔千豊(46)が二条家当主・二条晴良、手塚とおる(58)が朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)のいとこ・朝倉景鏡、井本彩花(16)が信長の妹・お市、金井浩人(28)が小谷城城主・浅井長政、一ノ瀬颯(23)が足利義輝(向井理)・義昭兄弟のいとこ・足利義栄を演じる。大河ドラマ初出演は玉三郎、小籔、手塚、井本、一ノ瀬。

 新型コロナウイルスの影響により、撮影は4月1日から一時中止し、6月30日に約3カ月ぶりに再開。放送は6月7日の第21話をもって一時休止し、8月30日に約3カ月ぶりに再開する。

 俳優の長谷川博己(43)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 初回(1月19日)から第21話の期間平均は15・5%。昨年「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の初回~第21話の期間平均9・8%と比べると、大幅5・7ポイント増。前半戦は“大河復権”と呼べる結果を残した。
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