渡辺徹、「大きかった」渡哲也さん悼む「我々の青春時代の終わりを告げられた思い」

2020年08月17日 12:06

芸能

渡辺徹、「大きかった」渡哲也さん悼む「我々の青春時代の終わりを告げられた思い」
渡辺徹 Photo By スポニチ
 俳優の渡辺徹(59)が17日、自身のブログを更新。10日に肺炎のため死去した俳優・渡哲也さん(享年78)への思いを書き込んだ。
 「悼む渡哲也さん」のタイトルで投稿。訃報を聞いた際の心境を「突然 渡哲也さんの訃報を耳にした時『えっ!』思わず声が出てしまった。闘病生活が長くなっていることは聞いていたが体が震えた」とつづり、「俺は『太陽にほえろ』でボス、石原裕次郎さんに大変お世話になった。その石原裕次郎さん亡き後 渡さんにお目にかかると『先代(社長)が大変お世話になりました』と深々と頭を下げられた こんな若造にである。胸が熱くなった」とエピソードを明かした。

 渡辺は1996年に放送されたNHKの大河ドラマ「秀吉」で渡さんと共演。「1年間共演させていただいた時にも『先代からよく徹さんの話しを聞いておりました』と局入するとすぐに渡さんの楽屋に招かれ美味しいコーヒーとケーキをご馳走になった。それが済んでから、撮影の支度に入る。あまり時間に余裕がなくても出番が一緒の日は毎回である」と振り返り、「大きかった 温かかった そして怖かった。お目にかかるだけで、こちらの背筋が自然と伸び胸の内にドキドキが高まる。男気や、妥協しない撮影ののぞみ方、人に対する全身全霊の叱咤激励。はたまた周りにいる俳優スタッフを見つめる優しい眼差し」としのんだ。

 続けて「この芸能の世界が調子に乗らずフワつかず謙虚でいるための大きな大きな重石をまた一人失ってしまった。と共に我々の青春時代の終わりを告げられた思いである」と率直な思いを言葉にし、「渡さん本当にお疲れ様でした。どうぞあちらで大好きなボスとゆっくりと酒を酌み交わしてください。ありがとうございました!」と呼びかけた。
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