「半沢直樹」江口のりこ 人さし指ポーズ&座長・柄本明の叱責にネット反響「芝居じゃない 本気で震えた」
2020年08月30日 22:23
芸能
2013年7月期に放送された前作は、ベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成民放ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。
7年ぶりの続編となる今作も同じく池井戸氏の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川照之)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社・東京セントラル証券へ出向。IT業界の雄・スパイラルの買収をめぐり、親会社・東京中央銀行との全面戦争に突入した。半沢は大手IT企業・電脳雑伎集団の粉飾を突き止め、銀行の証券営業部長・伊佐山(市川猿之助)らに“倍返し”。銀行本店に返り咲いた。それも束の間、今度は破綻寸前の巨大航空会社・帝国航空の経営再建を任され、国家権力という巨大な敵と闘うことになる。
第7話は、半沢(堺)たちが推し進める帝国航空の再建案の要となる「スカイホープ航空の新路線の認可」が突如、取り消される。白井国交相(江口)の卑怯な差し金は明らかだったが、それにしてはタイミングが良すぎる。政府に行内の情報を流している裏切り者は紀本常務(段田安則)なのか、それとも宿敵・大和田(香川)なのか…。そして、500億円の債権放棄への回答期限となる「タスクフォース合同報告会」が刻々と迫る中、半沢は最後の望みを懸け、開発投資銀行の“鉄の女”谷川(西田尚美)の元を訪れる…という展開。
(※以下、ネタバレ有)
冒頭、半沢と対面した白井国交相は「この国の未来のために、御行はどうするべきか。今度こそ『わ・か・り・ま・す・よ・ね?』」と右手人さし指を動かし、笑みを浮かべながらプレッシャーをかけた。
白井大臣は第4話(8月9日)初登場時の就任会見シーンも、記者の質問に「選挙?それは『い・ま・じゃ・ない』」と人さし指ポーズを決めた。
また、この日の終盤には、箕部幹事長を演じる劇団「東京乾電池」の座長・柄本明(71)に叱責されるシーンも。江口はスポニチ本紙インタビューに「あれは芝居じゃないですね。本気で震えていますから。芝居しなくていいなと思いました」と、おどけながら語っている。