芦名星さん自殺か ドラマ、映画引っ張りだこだった36歳 事務所関係者「思い当たる節がない」
2020年09月15日 05:30
芸能
関係者によると、前日から連絡がつかなくなったことを心配した親族が同日朝に自宅を訪れた。119番通報したのは実兄で、自宅近くの住民は「早朝に男性が泣き叫ぶ声が聞こえた」と話している。所属事務所もこの日午後に報道各社に死去を報告。死因については「現在調査中」とした。
事務所関係者は「思い当たる節がない」と大きくショックを受けている。14日夕には、所属事務所の若手タレントのダンスレッスンで講師を務める予定だった。突然の悲報には、指導を受ける予定だったタレントも驚いている。捜査関係者は「13日に仕事関係者と連絡を取った形跡はある。その後に連絡がつかなくなっており、夜に何かあったのではないか」と話している。
仕事は順調そのものだった。今年1月期のTBSドラマ「テセウスの船」では、事件の手がかりを握る、謎めく女性を好演。また17年から準レギュラー出演しているテレビ朝日「相棒」には、10月開始の新シーズンも続投。既に撮影に入っていた。来月から撮影を控えた映画もあった。
仕事面での最近の変化は、グラビアへの挑戦だった。14日発売の「週刊プレイボーイ」にも入浴シーンなどのグラビアで登場。8月発売の写真誌「FLASH」では、グラビアについて「あまり抵抗はないです。新しいことに挑戦している感覚ですね」と語っている。撮影に向けて体を鍛えたことを明かしており、前向きに臨んでいたことがうかがえる。
一方、私生活では昨年5月に俳優小泉孝太郎(42)との交際が報じられていた。それだけに、グラビアで下着姿を見せたことについて、インターネット上では「彼氏はこんなグラビアを許すの?」などと驚く声が上がっていた。
だが、本紙の取材では、2人は今年に入って破局している。知人は「結婚もなくなったことで、グラビアなど仕事の幅を広げてやっていこうと心機一転して吹っ切れた様子だった。今は“なぜ?”という言葉しか思い浮かばない」と話した。
クールな印象から強さを感じさせるが、ある友人によると「精神的に強い子ではなかった」という。「気は強いが心は強くない。物事がうまく進まない時に、深く悩むタイプだった」と無念そうに話した。
◆芦名 星(あしな・せい)1983年(昭58)11月22日生まれ、福島県出身。02年に女優デビュー。06年に日本やカナダなど5カ国合作の映画「シルク」(08年日本公開)の日本人ヒロインに抜てきされた。昨年はBSテレ東のドラマ「W県警の悲劇」でゴールデン帯の連続ドラマに初主演した。1メートル65、血液型O。