エディ・ヴァン・ヘイレン氏が咽頭がんの全身転移で死去 65歳
2020年10月07日 09:09
芸能
エディさんは1955年1月26日にオランダのアムステルダムで生まれ、7歳のときにクラリネット奏者でもあった父親を含む家族とともに米カリフォルニア州に移住。両親が英語を話せなかったために生活には困窮したが、「息子をピアニストにしたい」という母親がピアノを買い与えて音楽人生がスタートした。最初に熱を入れたのは新聞配達で購入したドラム。しかしそれを奪うように叩き始めた兄のアレックスが上達するのを見ると、アレックスが持っていたギターを手にして独学でギタリストへの道を歩み始めた。
1972年から活動していた「ヴァン・ヘイレン」はさまざまなバンド名を経たあと、1978年1月にシングル「ユー・リアリー・ガット・ミー(キンクスのカバー)」でデビュー。アルバム「1984」では、シングルカットされた「ジャンプ」が世界的な大ヒットとなった。エディさんは1983年にリリースされた故マイケル・ジャクソン氏のヒット曲「今夜はビート・イット」でギターのソロを担当し、ステージでもジャクソンさんと共演。偉大な父を失った息子のウォルフギャングは「このような文章を書くことが信じられません。でも長い間、がんで闘病中だった父がけさ亡くなりました。彼は最良の父であり、ステージの上でも一緒だったことは私にとって人生の贈り物です。心が折れてしまい、この喪失感からいつになれば立ち直れるかわかりません」とツイートしている。