真田ナオキ、殺陣と真剣斬りで気合 最新曲「恵比寿」さらなるヒットで恩返し
2020年10月13日 07:00
芸能
「真田」の名は、師匠の吉幾三(67)が「歌謡界で力強く戦ってほしい」と思いをこめてつけたもの。1月に行った「恵比寿」の発表会には、真田家の赤備えの甲冑で登場。「真田ナオキ、ただいま見参!いざ出陣!」と心機一転の再出発を誓った。
それから9カ月、4万枚の売り上げを達成。自身最大のヒット曲となった。16年にデビューするも、泣かず飛ばずの歌手人生を歩んできたが、新曲のヒットはそうした過去の自分への“倍返し”になった。
神奈川の海岸は、持ち味のダミ声を生んだ場所。歌手を志した21歳の時、特徴のある声にしたいと考えた。日本酒でうがいし、辛い食べ物を食べ、そして海岸で潮風に向かって叫んだ。「多いときは週に2回、江ノ島の方の海で6時間ぐらい叫んだり、民謡を歌ったり」。これをデビューまで続け、「最後はこれぐらい叫ぶと、のどがどれぐらい潰れるのか、自分で分かるようになった」という。
その努力がようやく身を結んだ。真田を勇気づけたのは同じ“ナオキ”、TBS日曜劇場の「半沢直樹」だ。どんなに苦しくても屈せずに前を向く男、半沢直樹に力をもらった。「もっともっと曲をヒットさせることが、応援してくださるファンの方への“恩返し”となる」と半沢のように真剣な表情で語った。
“感謝と恩返し”は半沢にも負けないつもり。コロナ禍において返信したファンレターは1000通以上だ。「コロナでキャンペーンができなくなった時、支えだったのはファンレター。“何があっても応援してます”と書いて下さる方が多かった」。その気持ちが嬉しくて、“1000通返し”をした。
今はファンの前で歌いたいという思いが強い。「勇気を与えたり、元気にするエンターテインメントは、明日への活力になる。必死に頑張っていけば結果はついてくると思う。感謝を忘れずに一歩、一歩進んでいきたい」と力を込めた。