玉田玉秀斎 大阪城天守閣前で7月死去の師匠旭堂南陵さん作品演じる「一門で引き継いでいきたい」
2020年11月22日 16:57
芸能
「弟子の中で私が一番怒られましたね。何回も『へたくそ』『破門じゃ』と怒られて。きょうも大阪城の上から(師匠が)見ていて、怒られながら演じていた感じ。師匠の声が聞こえてきました」と初演の出来栄えを振り返り、「師匠は肩に力が入らないのに、情感があって、景色も鮮明に伺えて…。全然追いつけません」と師匠への思いは募るばかりのようだ。
玉秀斎によると「玉田は、師匠が継ぎたかった名前。いろいろあって『オレの夢を継げ』とボクが玉田を継ぎました。講談はネタの一番大切なモノ、神髄を残しながら、形を変えていく。多くの人を楽しませるモノを提供していきなさいと仰ってた」と師の遺志を継いで「師匠の夢だった玉田家の復活をしていきます」と力強く宣言した。