「エール」4人芝居コント回再び ネット爆笑「これが最終週の1日目?」今度は古川琴音&宮沢氷魚が参戦
2020年11月23日 08:15
芸能
朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶり。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909―1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂)の夫婦愛を描く。
第116話は、アキラ(宮沢)が華(古川)との結婚の許しを得ようと古山家にやってくる。ぶぜんとした裕一(窪田)はアキラのロカビリー歌手という不安定な職業や派手な生活から結婚に反対。話し合いは延々と噛み合わない中、アキラは華を思って作ったという曲を熱唱。すると裕一と音(二階堂)は、アキラの娘への真剣な愛を感じるとともに、自分たちの結婚の時のことを思い出し…という展開。
収入面や恋愛遍歴の話になり、4人は丁々発止のやり取り。
裕一「音楽で食えるようになってから、出直してきてください」
音「お父さんも何もなかったけどね…。裕一さん、忘れたんですか?私にプロポーズした時、音楽の収入ゼロでしたよ」
裕一「(小声で)銀行で働いていたから、収入はあったから」
華「音楽で稼いでいないなら、アキラさんと一緒じゃない!」
裕一「一緒じゃない!あの時、僕は賞をもらっていた」
華「アキラさんだってステージやれば、いーっぱいお客さん来るよ!」
裕一「レコード契約だってあったんだ!」
音「あれは私が取ってきたんです!」
裕一「僕の実力が認められたとも言える」
音「その契約金だってレコード売れない、っていうかレコードにもならないから実質借金だったし!『船頭可愛や』が売れるまで却下された曲は100曲くらい?」
裕一「21曲だよ!」
アキラ「凄いです。100曲却下されても作り続けるなんて」
裕一「21曲だ。君は話を聞いているのか!」
アキラ「21曲でも尊敬します」
裕一「バカにしてるね、君は」
音「そのヒットだって、環さん(柴咲コウ)のおかげだったし」
裕一「環さん?環さんはね、きれ~いな人だったんだよ」
音「あ~?」
華「いずれにしても、お父さんと今のアキラさんって、大差ないんじゃないの?」
音「人気ある分、アキラさんの方がマシかも」
SNS上には「今日の『エール』コントかよw」「(アキラの交際歴16人に)ご飯吹き出したw」」「最高に笑った。声出るぐらい笑った。これが最終週の1日目?ぶっ飛んでるw」などの書き込みが相次いだ。
第23話は、裕一が音に会うために豊橋を訪れているとあたりをつけた父・三郎(唐沢)が、豊橋の関内家へ。裕一を福島に連れ帰ってイギリスへの留学に送り出したい三郎と、裕一の将来を思って娘とは別れさせたい音の母・光子(薬師丸)の思惑は一致。裕一&音を交えた話し合いが穏やかに始まる…という展開。
茶の間の4者会談は、裕一が「お嫁にください。どうか、お願いします」と突然、音にプロポーズしたことから、波乱に。
三郎「光子さん、話が違いませんか?あなた、先ほど言いましたよね。娘には別れろといってある。娘も了承していると。どういうことだ?」
光子「そちらこそ、突然家に押し掛けてきて、住まわせた挙げ句に、いきなり結婚申し込むなんて、どういうつもり?大事な娘をたぶらかして」
三郎「たぶらかしたのは、そっちだろうが!ファンレターなんか書いてこなきゃ、こんなことになっていないんだ!」
光子「何言っとんの。あんた、ファンレターにのこのこ返事書く方がどうかしとるわ!(三郎の口を薄皮饅頭でふさぎ)もしかしたら、若い女は音だけだったからじゃなーい?」
光子と言い合いを始めた三郎だったが、突如腹痛に襲われ、トイレに。光子がお茶をいれると席を外すと、2人きりになった裕一と音はキス。戻ってきた三郎を茶の間に入れまいと、光子がわざとお茶をこぼし、三郎は「アチアチ!」を連発した。そして、雨降って地固まったのか、三郎と光子は2人の結婚を認め“意気投合”した。
SNS上には「朝から爆笑!wコントじゃん!w」「いつの間にNHKさん、朝8時からコント番組を始めたんだろ(笑)」「唐沢さん、喜劇王になっています」「唐沢と薬師丸劇場!」「今朝のエールに笑いが止まらなかったのに最後は涙が。薬師丸ひろ子良いよなー、唐沢寿明も良いよなー」などの書き込みが続出した。小道具に使われた福島名物「薄皮饅頭」がツイッターのトレンドに入った。
当時、窪田は「親同士が子どものようにケンカを始めて(笑)。本番で出てくるリアルさを大切にして、みんな思い切り演じたので、勢いがすごい!とても楽しい撮影でした」、吉田監督も「まさにジャズのセッションさながら。圧巻でした」と振り返り、手応えを示した。