伊東四朗「戦友」小松政夫さん訃報にぼう然「三波伸介さんが亡くなった時以来」
2020年12月13日 05:30
芸能
小松さんが闘病生活を送っていたことは知らされていなかった。「言ってくれれば会えたと思うのに…」と悔しがった。「余命のようなものも言われていたかもしれないが、潔い彼ですから、誰にも知らせなかったんでしょうね」と思いやった。小松さんのコメディアンとしての才能を「本当にやりやすかった。異能の人でした」としみじみ。「(天国で)久しぶりに師匠の植木等さんに会えてうれしいんじゃないか。元の師弟関係に戻って、付き人として走り回ってほしい」と悼んだ。
70年代にTBS「笑って!笑って!!60分」やNET(現テレビ朝日)の「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」などで共演。絶妙なかけ合いでお茶の間に笑いを届け、「電線音頭」や「しらけ鳥音頭」をヒットさせた。
「戦友でした。人はよく“コンビ”と言っていましたが、実際にはコンビを組んでいない。でもなぜか気が合った」と回想。実際にコンビ結成の動きがあったことも明かし「当時、映画『ジョーズ』がはやっていたので(コンビ名は)“オジョーズ”でどうかと…。結局立ち消えましたが」と懐かしんだ。
会見では遠いところを見たり、笑ったり、さまざまな表情を浮かべた。終了後には出口へ歩きながら「変なヤツですよ。彼は」とポツリ。喜劇人・小松さんに贈る最高の褒め言葉だった。