斬られ役として活躍、福本清三さん 時代劇の定番“エビ反り”を考案
2021年01月05日 05:30
芸能
必要以上に目立たず、その中でも個性を出すためにひねり出した策が“エビ反り”。カメラに背を向けた時に斬られ、逆さまになりながら自分の顔を映す。今では定番の時代劇の動きだ。
個性的な立ち回りを続ける中でたどり着いた境地が「斬られ役は主役に斬られに行ってはいけない」という信念だった。「最初は感情を込めて斬りに行く。その上でやっぱり主役の方が強かったという方が説得力があります」。芝居への理念はキャリアを重ねても変わることはなかった。