舘ひろし「いつもほめてくれた…渡さんに見てほしい」 「ヤクザと家族」初日あいさつに感慨
2021年01月29日 17:51
芸能
映画は、1999年、2005年、2019年と変わりゆく3つの時代に、ヤクザとして生きるしかなかった男と、彼を取り巻く人々を、家族の視点で描いた作品。日本アカデミー賞6部門受賞に輝いた映画「新聞記者」の藤井道人監督(34)らスタッフが再集結した。
司会者の「誰に見てほしい?」との質問に舘が挙げた名前は、敬愛する事務所の先輩で、昨年8月に亡くなった渡哲也さん。「みなさんの前で言いたくないが…」と前置きしつつ、「亡くなった渡さんに見てほしい」と感慨深げの面持ち。司会者の「どんな感想を言ってくれると思う?」という問いには「いつもほめてくれた。自信をつけさせようとしてくれたのだと思う。『ひろし、おまえはいいな』と言ってくれたので、今回もそう言ってくれると思う。怒られるかもしれないが…」と笑った。
自身が贈ったスーツを綾野が着て登壇したことに舘は「ある番組の流れで、贈ることになった。僕が着ているより格好いいから返してもらいたい」と冗談まじりに説明。サプライズで綾野の誕生日(1月26日)祝いとなった際には「39歳か。やりたい放題だな。いいな」とにんまりしつつ、今後の仕事に関して「これからも何かあったら使ってやってください」と綾野にラブコールを送った。
綾野はこの映画の評価が高いことに「素直に『大傑作だ』と言われる」と手応え十分の様子。その上で「自分の集大成であることは間違いない。最愛の作品。自分たちの愛を受け止めてもらった」としみじみ語った。