橋下徹氏　銀座クラブ訪問で離党届の3議員の復党を予想「選挙で勝ち上がったら、いつの間にか復帰する」

　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（51）が1日、フジテレビ系「Live　News　イット！」（月～金曜後3・45）にリモート出演し、緊急事態宣言中に銀座のクラブを訪れていたことが明らかになった国会議員らについてコメントした。 　公明党の遠山清彦議員はこの日、政治不信を招きたくないという理由で、議員辞職する意向を表明した。議員辞職とそれ意外の責任の取り方について、橋下氏は「違法、不正の場合には議員辞職だと思います」と私見を語った。今回のような違法ではない問題行為の場合は「行動のよしあしについては、議員と選挙で審判を受けるので、有権者が判断するべきだと思う」とコメント。「遠山さんは反省してもらわなきゃいけないし、非難に値することだと思うけど、議員辞職まではする必要ない、というのが僕の感覚です」とした。

　一方で、自民党の松本純国対委員長代理は、「1人で訪れた」としていた銀座クラブ訪問が虚偽だったことが発覚。大塚高司衆院議院運営委員会理事、田野瀬太道文部科学副大臣と訪れていたことを認め、3人そろってこの日、会見で謝罪した。橋下氏は「許せないのが、大塚さんと田野瀬さんの2人が、国民に対して真実を語らなかったこと」と、“後出し”の2人を厳しく批判。「たとえ数日だったとしても、先輩（松本氏）がかがばってくれたといっても、行ったんだったらその場ですぐ『先輩がかばってくれているんだけど、実は僕も行ったんです』ということをすぐに言わないと」と指摘した。

　3人は自民党に離党届を提出したが、橋下氏は早くも次の選挙での党の動きを予測。「離党はしてるけど、対抗馬は立てません、自民党は。選挙で勝ち上がったら、いつの間にか自民党に復帰するというのが自民党のやり方」と、3
人の将来的な復党の可能性についても皮肉まじりに言及した。