男優主演賞の森山未來 「過酷」なボクサーの世界演じ「自分をひとつ底上げできた」
2021年02月18日 05:30
芸能
ピークを過ぎても現役に固執する、元日本ランク1位のプロボクサー役と向き合うため、撮影の約1年前からトレーニングを開始。「技術、気力も必要だが、パンチ一つで明暗が分かれてしまうボクシングの世界は、知れば知るほど過酷だと思った」と振り返る。1年前の2月17日は、偶然にも後楽園ホールで北村匠海(23)と対戦するクライマックスシーンを撮影した日。その後、新型コロナウイルスに大きな影響を受けずに公開されたことに安どし、「自分をひとつ底上げできたのではないかと思う」と満足げな笑みを浮かべた。
10年ぶり2度目の戴冠で俳優としてさらに需要が増しそうだが、ダンサーも含め表現者としてマイペースを強調。「コロナで生活の変化はあるが、自分は変わらずに受け止めて立っていたい。シンプルに柔軟に、表現の世界を謳歌(おうか)していければいいと思っています」と先を見据えた。