女優主演賞の水川あさみ　罵倒する妻役で新境地「運命的な出合いをした」

 【2020年（第75回）毎日映画コンクール表彰式 （ 2021年2月17日 ）】 女優主演賞の水川あさみ（37）は、映画が公開されると自分のもとから旅立つ寂しさがあると告白。「賞をもらうと作品と長く関わることができる。こんなうれしい気持ちになるんだなとかみしめています」と受賞の喜びを語った。 　「喜劇　愛妻物語」は売れない脚本家が、妻の愛情を取り戻すべく奮闘する姿を描いた痛快コメディー。水川は、うだつの上がらない夫に罵声を浴びせ続ける妻役を演じた。

　これまでに経験のない役を演じたいと考えていたときに舞い込んできたオファー。「（役とは）運命的な出合いをした。一生忘れることのない私の中で特別な役になりました」と語った。

　実生活では、俳優の窪田正孝（32）と19年に結婚。今回の受賞を知らせた時の反応について「とても喜んでくれていました」と明かす。普段も役のような性格なのか問われると「あれは役なので、私とはまた違いますけどね」と笑顔で答えた。

　新境地を切り開いた水川が今後目指すのは、味わいのある俳優。「またこの場に立てるように、日々映画と真面目に向き合って頑張っていきます」と誓った。