渡辺謙 主演舞台「ピサロ」“リベンジ上演”、昨年コロナで打ち切り「念願かなった」
2021年02月27日 04:00
芸能
「ピサロ」はスペインによるインカ帝国の征服を描く歴史劇で、渡辺にとって思い入れのある作品。1985年に旧PARCO劇場で上演された際、山崎努(84)主演で無名だった渡辺が重要な役どころのインカ皇帝アタワルパ役を演じた。その演技で俳優としての名を知らしめ、2年後にはNHK大河ドラマ「独眼竜正宗」の主演に抜てきされた。
36年の時を超えて今度は渡辺が「ピサロ」で主演をする立場に。作品に懸ける思いは強く、昨年公演中止となり楽屋を撤収する際には共演者やスタッフへ向けて掲示板に「またな!」と書き置きも残していた。「(演出家の)ウィル・タケットのダイナミックな演出の舞台をぜひご覧ください」と呼び掛けている。