舘ひろし「映画作りの灯は消さない」 4・1個人事務所「舘プロ」立ち上げ
2021年03月18日 05:30
芸能
そんな2人の姿を見てきた舘は「舘プロ」のロゴに自身のシルエットとともに「HOUSE OF PICTURES」の文字を入れ、映画への強い思いを表現。プランはすでに進み、舘が気に入った企画で今秋の撮影を目指しているという。
舘の俳優としての初仕事は5月に撮影する主演ドラマの予定。だが「最初に決めたのはおはぎの発注先」。石原プロといえばおはぎといわれたほど、手土産や撮影現場への差し入れに大量に配ったことで知られた。舘自身、自他共に認めるあんこ好きだが、それ以上に「雰囲気として石原プロの匂いをさせたい」という気持ちがあった。試食を重ね、人気食品メーカー「柿安本店」のものを選んで早速関係各所に配った。
今後、石原まき子夫人や渡さんの墓前に新事務所設立を報告する。「若手の発掘や育成もしていきたいし、女の子を入れてもいいのかなと思っている」。古希のダンディーが新たな一歩を踏み出す。
◆舘ひろし(たち・ひろし)1950年(昭25)3月31日生まれ、愛知県出身の70歳。76年、映画「暴力教室」で俳優デビュー。82年のドラマ「西部警察」出演を機に石原プロに入社。86年スタートのドラマ「あぶない刑事」は、映画7本が製作される人気シリーズとなった。18年「終わった人」でモントリオール世界映画祭の最優秀男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。1メートル79。血液型A。