月9「監察医 朝顔」番組Pも?“理想の夫”桑原くんSNS反響 毎週トレンド入り!風間俊介の“生身感”
2021年03月20日 11:00
芸能
朝顔が阪神・淡路大震災で母を亡くしたという原作漫画から、ドラマは東日本大震災で母・里子(石田ひかり)が行方不明になっているという設定に変更。フジとして東日本大震災を真正面から扱う初の連続ドラマとなった。
風間が演じるのは、朝顔の夫・桑原真也(くわはら・しんや)。第1シーズンは、野毛山署強行犯係に配属された新米刑事。交番勤務時代から恋人だった朝顔と結婚し、長女・つぐみ(加藤柚凪)が誕生した。正義感が強く、謙虚な好青年な一方、心配性の一面もある。朝顔の母のことは理解をし、自分のことのように涙も。生来の人の好さと温かさにより、朝顔、朝顔の父・平(時任三郎)の心と結び付く。第2シーズンは発砲事件が原因で、長野県警交番勤務となり、単身赴任。神奈川県警捜査一課に戻った。朝顔からは一貫して「桑原くん」と呼ばれている。
桑原は事あるごとに家事や育児を分担。第12話(2月1日)は、つぐみが1人、家を出て無事に見つかった後、朝顔が桑原に悩みを告白。桑原が長野県警に単身赴任し、朝顔は娘と2人暮らし。仕事も多忙の中、父の認知症、祖父・浩之(柄本明)から預かった歯のことも悩んでいた。桑原は長野から戻る決意をし「朝顔は頑張ってるよ。絶対に頑張ってる。いろいろ任せすぎちゃったんだね。ごめんね。オレは朝顔と毎日笑って過ごすためだけに結婚したわけじゃないよ。あなたがつらい時とか大変な時とか、そういう時にそばにいるために、そのために結婚したんだよ」――。
SNS上には「桑原くんみたいな旦那さんが欲しい」「桑原くんと朝顔の夫婦が理想すぎる~」「桑原くんみたいな人、どこかにいませんか?話を聞く力のある人って本当にステキ」「桑原くんロスになる予感しかない」「桑原くんのお義母さんへのあいさつに号泣したわ。夫としてもパパとしても婿としても最高すぎる」などの声が毎週のように続出。第17話(3月8日)、ようやく見つかった義母・里子の遺骨と対面した桑原は「朝顔、あらためてお義母さんにごあいさつしてもいい?初めまして、朝顔さんと結婚した桑原真也と申します。娘のつぐみです。ごあいさつが遅くなってしまって、すみません」「本当だよな」(平)「本当だね」(朝顔)と視聴者の涙を誘った。
風間の起用理由について、同局の金城綾香プロデューサーは「桑原のイメージは、あらゆる丸さを持った男性でした。それは体形というわけではなく、角が取れた方という意味ですが。激しさや逞しさで朝顔を包み込むイメージがつかず、まるで太陽のようにポカポカと悲しみを抱えた万木家を温めてくれるような方。かなりシリアスなお役柄も多い風間さんには、あえて“普通”に演じていただきたいと思い、風間さんにオファーさせていただきました」と説明。期待通りのキャラクターを風間が体現した。
SNS上の“桑原くん人気”については「スタッフやキャストの皆さんには『金城さんの理想の旦那さんって、こういう人なの?』とよく言われます。そうなのかもしれません(笑)。旦那さんにこうやって声を掛けられたら幸せだなぁと、ここは(王道ラブストーリーの)“月9”を作っているイメージです。ツイッターなどでトキめいてくださっているコメントを見ると、自分のことのようにうれしいです」と反響を喜ぶ。
「多面的な方だと思います。“良い人の役”だけで終わらないし“悪い人の役”だけでも終わらない人だと思います。人として役の深みがあるという意味で、リアルだと思います。桑原くんは朝顔やつぐみには甘いですが、意外と後輩には先輩風を吹かしていたり、自分の家族にはそこまで甘くないんですよね。ちゃんと姉(ともさかりえ)には生意気を言ったり、妹(高野渚)には厳しくしたり。これが全員に優しいと『嘘でしょ』と思ってしまうのですが、そこに桑原くんという役の生身感があると思います。風間さんが演じたから、桑原くんはこんなに愛されるキャラクターになったのだと思います」と風間の魅力を分析し、感謝した。
最終回は朝顔と桑原の結婚式、お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。(35)が殺人犯役を演じる凶悪事件が描かれる。