22年大河の時代考証担当、女性蔑視ツイートで降板…ネット炎上で本人から申し出
2021年03月24日 05:30
芸能
騒動を受けて呉座氏は「一連の揶揄(やゆ)、誹謗(ひぼう)中傷について深く反省し、おわび申し上げます」と謝罪。「今後は二度とこのようなことを起こさないと誓います。ただ具体的な改善策・対応につきましては、私の浅知恵で考えるのではなく、皆さまのご指導を賜りながら、少しずつ進めていきたい」とつづった。
「鎌倉殿の13人」は鎌倉幕府の2代執権・北条義時の人生を描く物語。呉座氏のほか、坂井孝一氏、木下竜馬氏が時代考証を担当。同局によると、今後については未定。番組制作への影響はないという。
呉座氏は国際日本文化研究センターで助教授を務め、日本の中世史が専門。16年には著書「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱」(中公新書)が48万部を超えるベストセラーに。NHKBSプレミアム「英雄たちの選択」や、今月17日に放送終了したNHK「歴史秘話ヒストリア」などにも解説者として出演した。
≪過去に「勝海舟」の脚本家・倉本聰氏が降板≫過去にNHKのドラマで裏方のスタッフが降板した事例として、1974年大河ドラマ「勝海舟」の脚本家・倉本聰氏(86)がいる。演出陣との意見の相違とされている。また、最近では、昨年放送された連続テレビ小説「エール」で脚本を担当していた林宏司氏が降板。交代理由についてNHKは「制作上の都合」とした。スペシャルドラマでは、04年に「坂の上の雲」の脚本を執筆中の野沢尚さん(享年44)が自殺。脚本家が交代して制作された。