ムロツヨシ 「劇団東京乾電池」所属の過去初告白 柄本明に言われた「はい、お前ダメ」

2021年04月03日 05:32

芸能

ムロツヨシ 「劇団東京乾電池」所属の過去初告白 柄本明に言われた「はい、お前ダメ」
ムロツヨシ Photo By スポニチ
 俳優のムロツヨシ(45)が2日夜放送のTBS系「A STUDIO+」(金曜後11・00)に出演し、俳優・柄本明(72)との意外な接点を語った。
 無表情の「棒立ち」が好きだというムロ。そのキッカケとなったのは「ただ立つことができないでしょと言われたことがあって」と切り出した。その人から「人前に立つってことは、どれだけ怖いことか。ただ立ってみなさい。お芝居をするんじゃなくて、ただ立ってみなさい。それすら君たちはできないんだから」と言われたムロは「本当にそうだと思った。深いな、これ。と思って」と感銘を受けた。

 今でも電車を待つ間などで「棒立ち」を意識しているというが「今でもできると思っていない」とした。その理由は「できると思った時点で、これはただ立っていない。哲学的なことになりますけど」と話し、MCの笑福亭鶴瓶(69)らは「あぁ~」と納得。その「棒立ち」を教えてくれた人物についてムロは「ずっと、どの取材でも言ってなかったんですけど、いつか言おうと思ってて。これ柄本明さんの言葉なんですよ」と告白した。

 さらに、柄本が座長を務める「劇団東京乾電池」に研究生として入団していたことも明かした。しかしプロフィールにはその事実を書いていない。ムロは「なぜかと言うと柄本明さんと共演するまで、それは内緒にしておこうと思った」と、胸の内を吐露。今回、公表したのは「どんどんこの時代、お芝居の数が少なくなっていく一方だと思う。いつか共演したいということを、ここで言おうかなと。思いつきなんですけど」とした。

 「劇団東京乾電池」での研究生時代に柄本から「はい、お前ダメ。自分のこと上手いと思ってる。格好悪い、ダサい」など指導を受け「こえぇーって思って」と振り返った。それでも、柄本の演技論や考え方に惹かれたムロは「ここにいたら柄本さんと共演できないし、柄本さんの言うことを全部聞く役者になる」と「劇団東京乾電池」を辞めた。そして「自分で何かの答えを見つけて、柄本さんの前に芝居として立ちたいと思った」と語った。
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