えなりかずき 信じられない…橋田寿賀子さん訃報「わたくしが天国に行けたなら…」

2021年04月06日 07:45

芸能

えなりかずき 信じられない…橋田寿賀子さん訃報「わたくしが天国に行けたなら…」
えなりかずき Photo By スポニチ
 俳優のえなりかずき(36)が6日未明、自身のブログを更新し、4日に急性リンパ腫のため95歳で亡くなった脚本家の橋田寿賀子さんを追悼した。
 えなりは橋田さんが手掛け、国民的テレビとなったTBS「渡る世間は鬼ばかり」で、中華料理店「幸楽」を営む角野卓造(72)演じる勇と泉ピン子(73)演じる五月夫妻の長男・眞役を子ども時代から長く演じてきた。

 2013年7月以来、約8年ぶりにブログを更新したえなりは「突然の訃報」のタイトルで長文のメッセージをつづった。「橋田先生のニュースを知って、本当に驚いております。橋田先生といえば、週に何日もジムに通い、元気に世界を飛び回っているイメージでした。それゆえ、このニュースが全く信じられず、とてもとても悲しいです」と素直な思いを吐露。「15年程前になりますが、旅番組で長崎県にご一緒した際、今までにないくらいの長い時間をご一緒させていただき、先生が生きてこられた時代の厳しさ、それに打ち勝つ強さ、目標に向かう努力の大切さを聞かせていただきました。語ってくださったそのお姿は今も目に焼きついています。常にトレーニングに真摯に取り組み、最新情報の収拾にも情熱を傾けていらっしゃった橋田先生に、畏敬の念を抱いております。そして、橋田先生のような、パワフルな人生を送れるように頑張りたいと思っております」と続けた。

 「橋田先生が『小島眞』というキャラクターを生み出してくださったからこそ、わたくしは今もテレビの世界でお仕事をさせていただいております」と感謝。「わたくしなどは先生とゆっくりお話させていただけるような立場ではございませんが、橋田先生に伺ってみたいことが沢山ありました。橋田先生がユースホステルを回りながら世界をみたエピソードをキラキラした目でお話してくださったのが忘れられず、自分も出来るかぎり海外に行こう、海外に行けるような仕事はどんなに日程などの条件がきつくてもなるべく受けるようにしようと決めておりました。好奇心旺盛でクリエイティブな橋田先生に少しでも近づきたかったからです。橋田先生のパワフルな生き方が、人を惹きつけて、人を魅了する人間性になっていくんだということを教えていただいた気がしております」と記した。

 「直接質問させていただく機会は何度かあったにも関わらず、やっぱり緊張していたり、こんな質問は失礼ではなかろうか、怒られるんじゃないか、お忙しいのに自分の質問で時間を奪ってしまったら申し訳ないなとか、自主規制をしてしまって、聞きたいことを聞けずにおりました。厚かましいと思われても、もしかしたら怒られたかもしれませんが、聞きたいことは聞いてみればよかったと後悔しています」と胸の内を明かし、「きっと橋田先生は天国でも元気に歩き回って旅をして、創作活動をなさっているんじゃないかと想像しております。わたくしが天国に行けたなら、こちらで伺ってみたかったことを聞いてみたいと思います。その日までは橋田先生のパワフルな行動力を見習って、日々頑張ります」と追悼した。
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