西城秀樹さん 若き日の姿再び、デビュー50周年を記念“伝説の自伝”復刻
2021年04月16日 05:30
芸能
エッセーでは、故郷・広島県での少年時代に喧嘩(けんか)に明け暮れた知られざるエピソードや、「好きで好きで仕方なかった」という淡く切ない初恋の経験も明かしている。デビュー直後にレコード大賞新人賞ノミネートを逃したことには「今までスポーツにも喧嘩にも負けたことのない僕の初めての敗北」と本音も吐露。多感な時期に書かれたからこそのストレートな文章表現が特徴だ。
自作の詩も掲載され、若き日の西城さんのひたむきな姿が思い起こされる。編集者の阿蘇品蔵氏(73)は「19~20歳という非常に繊細な時のエッセーで、当時の熱が各章で感じられると思う」としている。