「魅せられて」「卒業」…郷ひろみ「京平先生はとてつもない才能」筒美京平さんトリビュートコンサート

2021年04月19日 05:30

芸能

「魅せられて」「卒業」…郷ひろみ「京平先生はとてつもない才能」筒美京平さんトリビュートコンサート
熱唱する郷ひろみ(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 昨年10月に80歳で亡くなった作曲家・筒美京平さんのヒット曲のみで構成するトリビュートコンサートが18日、東京・有楽町の東京国際フォーラムホールAで行われた。歴代1位のシングル総売り上げ7560万枚を誇る希代のヒットメーカーだけに、約4時間の公演で総勢31組の歌手が披露したメロディーは誰もが知るものばかり。2日間開催され、初日の17日と合わせて計1万人を動員した。
 太田裕美(66)が「木綿のハンカチーフ」を晴れやかに歌い上げれば、ジュディ・オング(71)は筒美さん作品最多の123万5000枚を売り上げた「魅せられて」を、衣装が翼のように広がるおなじみの姿で熱唱。筒美さんの才能と足跡を再認識させられるステージに「卒業」の歌い終わりで目を潤ませた斉藤由貴(54)ら、感極まる歌手もいた。

 会場を大きく盛り上げたのは郷ひろみ(65)。1972年のデビュー曲「男の子女の子」を歌い「あんまり言いたくないんですけど、およそ50年前の曲なんですよね」と笑いを誘いつつ「でも、こうして50年たっても色あせることなく歌える曲を書いてくださったのは、京平先生のとてつもない才能」と最敬礼。続けて74年のヒット「よろしく哀愁」で聴衆を魅了した。

 ラストは故尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」を出演者全員で披露。郷は「大勢の素晴らしい歌手が出てきて、一番喜んでいるのはきっと、京平先生じゃないかなって思います」としみじみ。名曲はこれからも歌い継がれる。 (桑原 淳)
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