「おかえりモネ」清原果耶 早撮影7カ月に「驚愕」肩の力も抜け“座長の欲”なじんだモネ役に“親目線”も
2021年05月10日 00:00
芸能
第1週(17~21日)は「天気予報って未来がわかる?」。宮城県気仙沼市の離島・亀島で育った永浦百音(清原)は2014年春、高校卒業を機に、内陸の登米市の大山主・新田サヤカ(夏木マリ)の家に下宿。森林組合の見習い職員として働き始める。ある日、人気気象キャスター・朝岡覚(西島秀俊)が東京から登米を訪れ、町は大騒ぎに…という展開。
昨年9月28日、登米ロケでクランクインしてから7カ月。月日の流れの早さに「もう、そんなにたってしまったのかと驚愕です。いやぁ、何か考えてしまいました。何を?って言われると、具体的にはうまく言えないんですけど」と苦笑いしながらも「最近、この作品があっという間と終わってしまうなと感じてはいたんですが、本当にあっという間に終わってしまいそうなぐらい月日が早く流れているので、あらためて『自分、まだまだ頑張らないと』と思いました」と決意を新たにした。
女優デビュー作となった15年後期「あさが来た」、朝ドラ100作目の19年前期「なつぞら」に続く朝ドラ3作目も、今回はヒロイン。「最初は朝ドラのヒロインとして現場に立たせていただくだけで緊張していましたし、ちゃんと自分に務まるのか、どういうふうに現場にいたらいいのか不安や迷いもありました。最初は『自分が成長しないと』とか『自分が引っ張らなきゃいけない』と勝手に思っていたんですが、撮影が始まってみると、キャストやスタッフの皆さんが支えてくださって、決して1人で作品を作っているわけじゃないことが分かって、最近は割と肩の力が抜けてきました。『この作品をもっといいものにしたい』とか『キャストの方々に“この現場、楽しい”と思ってもらいたい』と欲が出てきたり。キャストやスタッフの皆さんと芝居のことはもちろん、他愛ないことも話したり、程よく緊張しながら、朗らかに撮影しています」と7カ月にわたる撮影を通じた変化を明かした。
7カ月演じ、肌に感じるモネの魅力は「優しさ」。「感情の起伏が激しい回もありますが、根底にあるのは“人に対する思い”。誰かのために自分は何ができるのかをよく考えている子なので、そういうシーンや台詞に直面するたびに『モネ、頑張っているな』『モネ、いい子だな』と親のような目線になっています」と笑った。
役を“客観視”して捉える一方、最近は“憑依(ひょうい)”することも。クランクインから1~2カ月の頃、森林組合の古参職員・川久保役を演じる俳優・でんでん(71)から「もう慣れてきた?つかめた?」と声を掛けられたことがあったと振り返り「私が『まだ、ちょっと分からないんです』と答えると、でんでんさんは『そのうち、もう分からないと感じなくなるぐらいに(役が)体になじんでくるから、これからだよ』とおっしゃってくださって。『そうなったら、いいな』と思っていたんですが、最近はもう直感で『モネだったら、こっちだ』と迷わないようになってきました。『でんでんさんがおっしゃったことは、こういうことなのかな。そうだったら、うれしいな』と思ったりしています」と手応えを示した。