吉永小百合 亡き両親を語る…90歳で死去の母はがん手術を拒否「お父さまが待ってるから」

2021年05月21日 14:32

芸能

吉永小百合 亡き両親を語る…90歳で死去の母はがん手術を拒否「お父さまが待ってるから」
吉永小百合 Photo By スポニチ
 女優・吉永小百合(76)が21日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、父・芳之さん(享年79)、母・和枝さん(享年90)との別れについて語った。
 父は89年に死去。レストランで食事中にステーキをのどに詰まらせて脳死状態になり、そのまま帰らぬ人となったという。「『器官を切開して呼吸を続けさせるか』というドクターの問いかけに、『それはあまりにもかわいそうで、自然にした方がいいんじゃないか』と子供(自分)たちは思ったんです」。しかし、母の「少しでも一緒にいたい」という思いから、延命治療を選択。3カ月後に息を引き取ったという。

 吉永は「母が一緒に食事をしていたから、すごくつらかったと思うんですね」と母の思いを代弁。「詰まらせた時に、誰かが(背中を)たたいていたら、出せた。それまではみんな、心臓発作だろうと思って何もしなかった」と無念をにじませた。

 そんな母も、86歳でがんが見つかったが、吉永ら家族の必死の説得にも、手術を拒否し続けたという。「本人が『絶対に治療したくない』と。『手術して自分の友人がうまくいなかったし、このままいたい』っていうことで。頑として」。吉永らが慣れないながらも介護を続けたが、母は05年に90歳で死去した。最後は「『病院に入るわ』って言ってくれて、それから2週間くらいで『お父さまが待ってるから』って言って他界したんです」と打ち明けた。それでも、90歳の誕生日には家族で誕生会を開いたそうで、「本人はシャンソンを歌ったりして上機嫌で」と、楽しそうな母の様子を思い返していた。

 吉永にとって、父は「優しい、優しい人」。父の学生時代の写真が画面に映されると、「結構、美男子なんですけど」と笑った。母は最後まで吉永のことを案じていたそうで、「私のことがすごく心配だったみたいで、私の仕事をサポートしている女性に『頼むわね』って。何度も『小百合のこと、頼むわね』って言ってましたね」と明かした。
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