坂東玉三郎 実演家として生きていきたい
2021年07月12日 16:04
芸能
ただ、ご来場して頂いた限りは現実を忘れ頂けるよう、精いっぱいつとめたい」と力を込めた。
コロナ禍で公演数が少なくなる中“配信”が大流行だが、玉三郎は「リモートで自分の芝居を見せる、というのは僕の中では思っていないんです。僕の古い考えなんでしょうか、初めから実演が最善だと考えていました。実演が続いていく限りはあくまで、実演家として生きていきたいと思っています」と生の舞台へのこだわりと意地を見せた。
舞踊公演は「口上」「雪」「鐘ケ岬」で24~28日。中村橋之助(25)、中村福之助(23)、中村歌之助(19)の3兄弟、河合雪之丞(50)との共演で「鶴亀」「日本振袖始」で8月2~24日まで。「口上」では今年1月の大阪松竹座でも好評だった玉三郎が着用した豪華な打掛も披露するという。