野々村真 八方塞がりで退陣の菅首相に「もっと早く辞めていただきたかった」コロナ対策に危機感
2021年09月06日 18:59
芸能
首相の専権事項である衆院の解散や、党役員人事など数々のカードが封じられ、八方ふさがりの状態で事実上の退陣の見通しとなった。「大物の政治家が…安倍さんに麻生さんに、二階さん。そういう人たちの言うことで、自分の言いたいことが言えなくなってしまう。一国の総理ですよ?その人がこの状況では、何も言えなかったんだと、つくづく国民は悲しむしかないですね」と嘆いた。
野々村は8月に新型コロナウイルスに感染。自宅療養の際に、体調が悪化したものの、2度も緊急搬送を断られるなど、医療ひっ迫を身をもって感じた。一時はICU(集中治療室)に入り、苦しい闘病生活を過ごしただけに、「生死をさまよった人間として言わせてもらいますけど、本当に今、この時点でたくさんの方がまた苦しんでいるんですよ?」と主張した。
菅首相が出馬辞退を表明後、報道陣の囲み取材で涙を流した小泉進次郎環境相(40)に対しては、「小泉環境相にも言いたいけど、泣きたいのは、泣きたくても泣けなくて苦しんでいるのは、今、本当にICUに入っている人たち、亡くなった人たち、そのご家族。その人こそが、この政治のおかげで命を失っていることを絶対に忘れないで欲しい」と、最後まで強い語気で訴えた。
普段は野々村の発言をいじることが多いMCの坂上忍(54)も、「まこちゃん、大変な目に遭ったから、そういう気持ちにより、なるというのはよく分かります」と、野々村の心の叫びを真剣に受け止めていた。