新庄剛志氏 職人だった亡父の“道具を大事に”継承「教えてくれたのは親父だから…」
2021年09月22日 21:34
芸能
ロケバスで移動中、児嶋から現役時代のエピソードを問われると、「プロ野球選手になって俺、守備がめちゃくちゃうまかったから。守備で世界一の選手になりたかった。だから守備だけは常に一生懸命だった」と明かしつつ、「バッティングはランナーがいないとマジでやる気なかった。でもチャンスのときは、ここで打ったら次の日、スポーツ紙で一面だ!みたいな感じで。もうそれしか考えてなかった」と笑いながら回顧した。
亡父は植木職人で、小さい頃から木材運びなどを手伝っていたことで握力がつき、片手でリンゴが握りつぶせるほどになったという。「親父は仕事終わった後に、ハサミとかを毎日手入れして、道具を大事にしていたの」と新庄氏。「だからプロ野球に入って最初の給料、7500円で買ったグローブを大事にしようと思った。このグローブがダメになったら辞めようって決めてプロをスタートして17年間、ずっ~と1個のグローブだけ。同じのを使っていたの」と振り返り、「それが17年目でダメになってきて。俺の体もダメになってきて『あ、コレは終わりだ』って。それ(道具を大事にすることを)を教えてくれたのは親父だから、親父が死んでそのグローブを棺桶に入れて、一緒に燃えたの」と明かした。
ロケ中は新庄氏に振り回され気味の児嶋だったが、亡父との思い出話を聞き入りながら、「いい話。めちゃくちゃ感動する話じゃないですか」としみじみコメントしていた。