松竹新喜劇、「曽我廼家」継承の3人が涙と笑顔で決意 渋谷天外「若手が引っ張ってほしい」
2021年10月04日 17:51
芸能
曽我廼家一蝶に改名する植栗芳樹(39)は、手渡された改名証を手にうっすら涙をにじませ「間違いなく劇団の中心になる藤山扇治郎さんを支える最強の2番手でいたい」。曽我廼家いろはとなる桑野藍香(29)は、名優だった故・酒井光子さんを目標に掲げ「どっしりとした役者に」と息の長い活躍を誓った。天外の付き人をへて曽我廼家桃太郎を名乗る竹本真之(35)は「名前通り、誰からも愛される役者に」と愛嬌(あいきょう)たっぷりの笑顔で抱負を語った。
会見に同席した扇治郎は「この継承は自分のこと以上にうれしい。ゆくゆくは、僕らの名前を“継ぎたい”と言ってもらえるよう、皆で手に手を取って頑張りたい」と力強く結んだ。
公演は、劇団創設メンバー・浪花千栄子を描いたNHK連続テレビ小説「おちょやん」の劇中劇で話題になった「お家はんと直どん」に名作「お祭り提灯」の2本立て。18歳以下の子ども無料席もある。