和田アキ子 自身のあの名曲のもう一つの解釈に驚き「大事に歌っていきたいと思います」
2021年11月06日 15:00
芸能
今では、心が傷付いた人たちを思って歌うことが多いそうで、「このコロナ禍で皆さん、お家を出られないとか、ここのところ災害とか多かったじゃないですか?本当に勇気づけられたっておっしゃって下さる方がいる。ブルーノート(のライブ)で、もうこの歌やめようかと(思った)。いや、待って下さっている方もいるから、外せないですね。セットリストの中から」と、今後も歌い続けることを誓った。
すると、フリーアナウンサー垣花正(49)が、和田にある事実を提示した。「『あの鐘-』がレコード大賞で最優秀歌唱賞を取った年(72年)に、紅白歌合戦では歌われてないんですよね。何でだろうと思っていろいろ調べてみたら、ネットの情報なので正しいか分かりませんが、当時としては、あの歌は反戦歌というニュアンスがあったんですって。当時、ベトナム戦争に反対しているというニュアンスで取っている人がいるので…」。和田が「え?知らなかった」と驚きを口にすると、垣花アナは「いろいろ解釈できる。だから、あの年はNHKはアッコさんに違う歌を歌ってもらっているらしいです」と返した。
和田が「あの鐘-」を紅白で初めて歌ったのは、19年後の91年だった。垣花アナは「リクルートのCMで『あの鐘-』が使われて、リバイバルヒットしているんですよ」と、当時の時代背景を説明した。
選曲はNHKの一任されていたといい、和田は「歌は全部、向こう(NHK)が決めるんですよ。こっちが新曲とか言っても、全然(通らない)。今は分からないですけどね」と明かした。垣花アナの話には「そういう解釈、ビックリですね。初めて聞きました。大事に歌っていきたいと思います」とあらためて語った。垣花アナも「いろんな解釈ができる深い歌詞だということなんだろうなと思います」と話していた。