安藤忠雄氏&細野晴臣 トークイベントで親世代に苦言「今の子どもには感性を磨く時間がない」
2021年11月08日 18:52
芸能
さらに「できるだけ子どもには音楽を聴かせてほしい。生涯、心の中に残る。感性を磨くべき」「10代の頃に夏目漱石の『坊ちゃん』を呼んで」などと説いたが、「今の子どもには感性を磨く時間がないですね。12キロの鞄を背負って、両手にも鞄を。聞けば『勉強に行く』って。もう少し、ボーッと音を聴かせてやれれば」と現代の子どもを持つ親世代に苦言を呈した。
細野は12日からデビュー50周年記念展「細野観光1969―2021」を開催。また、19年に米国で初開催された自身のライブドキュメンタリー映画「SAYONARA AMERIKA」(佐渡岳利監督)も12日に公開となる。「古い建物があり、新しい建物も。公園があって、カフェがあって。大好きな場所。こういうところが東京にあれば、もうちょっとノンビリ暮らせる」と、大阪・中之島にある、都会のど真ん中の子ども図書館の立地を気に入った様子。安藤氏から「ここで音楽、やってくださいよ」と投げかけられ「やらせてください」と即答して拍手を浴びた。