岸博幸氏 18歳以下10万円相当給付に「出来悪い政策」「未来を応援なら、なんで大学生入ってないんだ」

2021年11月10日 15:22

芸能

岸博幸氏 18歳以下10万円相当給付に「出来悪い政策」「未来を応援なら、なんで大学生入ってないんだ」
岸博幸氏 Photo By スポニチ
 元経産官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏(59)が10日、コメンテーターを務める日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。自民、公明両党が新型コロナウイルス経済対策を巡り、18歳以下の子どもに10万円相当を給付することで一致したことに言及した。
 年内に現金5万円を先行給付し、来春までに子育て関連に使える5万円相当のクーポンを支給する。自民党が提案した年収960万円の所得制限導入に関する協議は継続する。これとは別に、生活に困窮している住民税非課税世帯には現金10万円を給付する。

 岸氏は「非常に出来の悪い政策ができたなと思います」ときっぱり。「というのは、本来こういう支援は本当に困ってる方を応援するのが筋なんですよ。働く人の勤労者の年収の平均、国税庁のデータ見ると、だいたい440万円です。なんでその2倍の数字が所得制限の基準になるのかと。これはまったく意味がないんです。960万円って結構いい収入ですから、そこまでやるのはおかしい」と自身の見解を述べた。

 さらに「後、未来を応援というのがあるのならば、なんで大学生が入ってないんだと。皆さん、バイト、奨学金で苦労している人が多いのに。そういう意味で、この制限のもうけ方もおかしい。ほんとに出来の悪い政策の典型だと思いますね」と語った。
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