中村吉右衛門さん舞台復帰の夢かなわず 今年3月に心臓発作で救急搬送、懸命な治療も
2021年12月01日 16:52
芸能
5月に発表された「七月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座、7月4~29日)の配役では、偶数日に第2部「鈴ケ森」の幡随院長兵衛役を務めることが決まり、娘婿の尾上菊之助(43)と共演する予定だったが、直前に休演が発表されていた。
11年にの人間国宝に認定されや際に「これから先も舞台に対する意気込みや気構えを変えることなく、修行を続けていきたいと思っています」とし「80歳になった時に25日間『勧進帳』の弁慶を勤められたらな、というのが今のところの夢でございます」と話した吉右衛門さん。最後まで舞台復帰を目指し、治療を行ってきたが、その夢はかなうことなく、天国へと旅立った。