フジ「バイキングMORE」来年3月で終了 坂上忍自ら申し出「動物保護活動に注力したい」
2021年12月13日 05:00
芸能
番組開始当時、坂上は月曜日のみの司会だったが、歯に衣(きぬ)着せぬ発言などが人気となり、1年後の15年から総合司会として全ての曜日を担当することになった。番組内容も当初は生活情報だったが、次第にスタジオで時事ネタをトークする現在のスタイルにシフト。昨年秋には「直撃LIVE グッディ!」の終了に伴い番組を約2時間の「バイキング」から約3時間の「バイキングMORE」に拡大リニューアルされ、坂上は「フジの昼の顔」を務めた。
世帯最高視聴率は20年5月4日放送の8・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。4~5%前後の争いが多い午後の情報番組の中で「長時間番組ながら最近でも4%台から落ちることなく一定の評価をされていた」(民放関係者)。
動物の保護活動を「卒業」の理由とする坂上は現在、千葉県内の自宅で20匹以上の犬や猫と暮らす。その様子は同局のバラエティー「坂上どうぶつ王国」(金曜後7・00)でも紹介され、保護施設の建設のため4500坪(約1万4876平方メートル)の広大な土地を自腹購入したことも話題となった。
来年2月に工事が完了し4月から本格的に保護活動ができるようになったことをコメントの中で報告。「バイキング」を除いた地上波レギュラーは「どうぶつ王国」を含めて3番組。引退は否定し「動物たちの為(ため)にも、まだほそぼそと稼がせていただきます」としている。関係者は後番組について「情報番組の方向で検討されている」と話した。