SixTONE　全国ツアー初日、2年ぶり満員の会場で熱唱　初の全公演完走へ　最新アルバム5日発売

　SixTONESが4日、横浜アリーナで全国ツアーの初日公演を行った。満員（約1万5000人）の観客の前で公演を行うのは、約2年ぶり。ジェシー（25）は「少しずつ日常が近づいてきた。その感謝を込めながら自分たちのパフォーマンスを全力でぶつけたい」とツアーに向けて意気込んだ。 　5日発売の最新アルバム「CITY」を引っ提げ、9都市全37公演を開催。昨年のツアーは新型コロナの影響で大阪公演が中止に。デビューツアーも途中で中止となっており、高地優吾（27）は「全都市を完走したい」と語った。

　公演はS字形の巨大装置や炎、煙などの特殊効果、客席上部まで使った演出で観客を盛り上げ。これまでタイトルのみが明かされていた楽曲「共鳴」や最新シングル「マスカラ」など全30曲を披露。最後まで会場を駆け回る、疲れ知らずのパフォーマンスを見せた。

　昨年末は「NHK紅白歌合戦」に出場するなど大活躍。「Johnny’s　Festival」「ジャニーズカウントダウン」にも出演。田中樹（26）は「先輩方と年末に2度ステージに上がらせてもらえたことは、年明けのステージにとって大きな収穫」と振り返った。

　休む間なく、元日にはYouTubeチャンネル「THE　FIRST　TAKE」にジャニーズ勢で初挑戦。デビュー曲「Imitation　Rain」を一発撮りで歌った動画が、355万回再生突破（4日午後9時時点）の大反響。この日も動画と同アレンジで楽曲を歌唱した。

　滝沢秀明ジャニーズ事務所副社長は「アーティストの側面も強くなってきている。今後想像を超えるグループになると思う」と期待を寄せた。

　田中は「頂いた楽曲を愛して全力で披露することがいろんなことにつながっている。自分たちができることに全力を注いでいきたい」と新年の抱負。ジェシーは紅白に向けて「今年も出られるならば（出場したい）」と早くも意気込む。2022年もフルパワーで駆け抜けていく。（糸賀　日向子）