氷川きよし 歌手活動一時休止の背景に「コロナ」と「多様性への渇望」
2022年01月22日 05:30
芸能
活動休止まで約1年あるが、レコード会社関係者は「現在ある仕事をやり遂げて興行を全うすることや、ファンとのあいさつの時間を十分に取るため」と説明。「心身面での健康上の問題や、プライベートでのトラブルなどは全くありません」とした。
最近はロック調の曲やアニメソングも歌っていた氷川。SNSでは、大好きな美容活動などについて発信。ライブでもポニーテールやニーハイブーツに挑戦するなど、これまでのイメージから“限界突破”する姿を見せていた。
そんな中で発表された活動休止。このタイミングで決断した背景には「コロナ」と「多様性への渇望」がある。演歌・歌謡界はコロナ下で、それまで当たり前に歌えていた場が失われ、多くの歌い手が苦境に立たされている。その一方で世の中はライフスタイルも思想も多様化し「自分も劇的な時代の変化に合わせて、いろんなことをリセットしたいと強く思うようになった」(親しい音楽関係者)という。
来年以降について関係者は「ツイッターやインスタグラムなど、SNSの更新はあるかもしれません」とするものの、ほぼ全ての芸能活動を休止する可能性が高い。今年は2月1日に新曲「群青の弦(いと)」をリリースし、コンサートツアーも控えている。この一年、ファンとどのような時間を過ごしていくのか注目が集まる。