コジマジック 収納王子“転身”きっかけは先輩芸人宅での居候 収納本ヒットし「目黒区に1億円の家を」
2022年01月29日 14:17
芸能
そこで、お笑い芸人のたむらけんじに連絡し、居候させてもらうことに。「恩返ししたいけど、お金もないので、ひたすらたむけんさんの家を片付けるっていう」と回顧。さらに、たむらが、小島が居候していることをラジオで話していたことがきっかけで、元カノから電話があり、『家借りたから帰っておいで!』と、彼女とヨリを戻すことになり、ヒモ生活がスタートしたという。
その彼女こそ、現在の妻だといい、「彼女に家を借りてもらい、ご飯も食べてせてもらっている自分がクズだと。情けなくなってくるんです。もう一度、芸人として花を咲かせる方法がないかと必死に考えます。それでも何をやってもうまくいかない日々が続いた」と振り返った。
そんな中、「収納の本を出しませんか?」というオファーが舞い込んだという。というのも、事務所のホームページが立ち上がった当時で、その中で行った、たむけんの家で培った収納テクニックを紹介する企画が目に留まったそうで「ぜひやらせてください」と飛びついたという。
それでも、収納に携わって“1年ちょっと”のタイミング。収納術も「3つ、4つしかない」状況だったというが、「すぐに100円ショップ、ホームセンターに行って、必死でネタを考えて、朝まで考えて出してみたいなことが半年間続いた」という。「気付いた時には円形脱毛症だらけ。プレッシャーなんですよ」と振り返りつつ、そうした日々を続けた結果、収納本は20万部超のベストセラーに。これがきっかけとなり、「情報番組でも引っ張りだこ」となった。
さらに、たまたま“お片付けブーム”が巻き起こったという中国へも進出。講演会をやり、「収納王子(ショウナーワンズー)」という会社も設立し、38都市で中国版の収納検定を開催するほどに。
現在はテレビでの仕事のほか、「日本収納検定協会」を立ち上げて代表理事も務める小島。収納本はこれまでに合計11冊を出版。「東京の目黒区に小さいんですけど、1億円の収納住宅を建てました。ちょっとずつですけど、恩返しができているのかなと」と語った。