TBS「冒険少年」番組内で“時にはみんなで力を合わせて”“スタッフが手伝って”ナレーション

2022年01月31日 22:42

芸能

TBS「冒険少年」番組内で“時にはみんなで力を合わせて”“スタッフが手伝って”ナレーション
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 TBSのバラエティー「アイ・アム・冒険少年」の冬到来2時間スペシャルが31日に放送された。同番組では、今月3日に特番で放送された人気コーナー「脱出島」での演出を問題視する報道があった。
 番組冒頭でこの日の内容のダイジェストが流れ、ナレーションで「冒険少年は大自然を舞台に番組が設定した環境の中で、さまざまなミッションに全力で立ち向かう雄姿を楽しんでいただくアドベンチャーバラエティー」と改めてうたい、その後「いつだって100%本気で挑戦、時に全力でふざけて、時にはみんなで力を合わせて、今夜もドキドキワクワクする冒険をお届けします」と宣言して番組がスタートした。

 「時にはスタッフと力を合わせながら」のフレーズは、文春オンラインが9日に報じた“やらせ疑惑”を受けて、同番組が22日に公式サイトでコメントを発表した際にも用いられていた。

 今放送は「脱出島」の絶対王者・あばれる君の「あばれる山」。風力発電に挑戦したり、露天風呂を掘り出すなどする中で「専門家に」「スタッフが手伝って」などのナレーションが入り、画面にも何度もスタッフと思われる人が映りこんだ。ネット上では「やっぱり面白い」「あばれる山、これからも楽しみ」「演出少し変わったけど面白かった」「ワイプ目黒君カワイイ」「不自然にスタッフが入りこむ」「ナレーションが不自然」「『力を合わせが』が強調されているような…」など多くの反響が寄せられていた。

 <やらせ疑惑報道> 今月3日の特番で放送された人気コーナー「脱出島」の演出を問題視したもの。「脱出島」はタレントが無人島から自力で脱出する企画。基本的にタレント3人が参加し、誰がいち早く脱出できるかを競う。タレントはゴミや漂流物など島にあるものを使い、脱出用のイカダなどで作っていく。タレントが自分の力だけで脱出することを前提としてきた。文春オンラインは、特番で放送されたロケの様子を奄美大島で取材。その際に、タレントのあばれる君が乗るイカダをスタッフが一緒につくる様子や、スタッフが乗る船でイカダをけん引している様子が確認できたため、「やらせ疑惑」と報じた。それを受ける形で番組側はTBSサイト内でコメントを発表。「時にはスタッフと力を合わせながら」と必ずしも自力ではないことを認めつつ、「出演者の方々にはいつも真剣にロケに取り組んでいただいています」とした。あばれる君も自身のSNSで「お騒がせしてすみませんでした。これからもサバイバルを楽しむ気持ち、サバイバル技術を学ぶ気持ち、笑いを届けたい気持ちを心から大切にしていきます」とつづっていた。
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