石原慎太郎氏の悪筆エピソード「何て読むんだ?」 個性的すぎて自分も読めず…堤伸輔氏明かす
2022年02月01日 20:09
芸能
そのため、石原氏は原稿とともに、その原稿を自分で読んだ声をカセットテープに吹き込み、一緒に渡すようになったという。「ところが、そのカセットテープには、『誰々がどうした』という時に、『えーっと、これ、何て読むんだ?』と言うくだりがよく出てくるんです。石原さん本人が、自分で書いた文字が読めなくて、自分でも困っていると」。もちろん印刷所でも読める人はおらず、「印刷所に送って、ベテランの職工さんに渡しても活字に組めないわけで、編集者が書き直さざるを得なかった」と明かした。
時代は進歩し、石原氏は執筆にワープロを使うように。堤氏は「ワープロで石原さんが書き始めた時に、一番喜んだのは編集者だろうなと思います」と推測していた。