梅沢富美男「悲しいよ。できりゃ舞台で泣きたかったよ」 兄・武生さんをレギュラー番組で追悼
2022年02月10日 22:57
芸能
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生前、「舞台の上で死にたい」と話していた兄について「僕らは舞台人だし、生の舞台をやってる人間なんでね」とした上で「その日に来たお客さんはなんの罪もないわけだから。(出演者に)悲しいことがありました、つらいことがありましたなんて、そんなこと一切関係ないからね。だから、『幕を下ろしたら役者は死んだと一緒だよ』って。僕らの世界はそういう教えをずっとしてきたんで、兄貴は『できるんだったら舞台で死にたい』『オレは舞台で死にてーよ』ってずっと言ってました」と東京都内の病院で亡くなったことも含めてまずはコメントした。
さらに、「兄貴が死んだときにはまだ初日があいて10日間しか経ってなかったんですよ。残りの10日間、頑張るしかないわけでしょ。だって僕は責任があるから、劇団を抱えている。毎日、お客さんがたくさん来てくれてるわけだから。そのお客さんに『オレは悲しいんです』なんて、できる?できないよ。だから何事もなかったような顔をしてお仕事する。それも役者なんだね」とも話した梅沢。
「梅沢武生がいたから。僕、梅沢富美男っていう役者をつくってくれたし、うん。兄貴の気持ちをくんで、僕もいつまでやれるか分かりませんけど、頑張ってやろうかなっていう気にもなってるし。やっぱり、責任があるから。兄貴からもらった3代目梅沢劇団(座長)っていう責任があるんで。やっぱり頑張って続けていきたいなって思うし、兄貴の気持ちを忘れないで頑張りたいなと思ってますね。だって悲しいの、当たり前だもん。うれしい人なんていないでしょ?身内が死んで。悲しいよ。できりゃ舞台で泣きたかったよ。でも、そんなことお客さんに見せられないし」と兄への思いを語っていた。