前園真聖　ワリエワ問題「他の選手へのリスペクトもない。最初の段階でミス」

　元サッカー日本代表でタレントの前園真聖（48）が20日、フジテレビ「ワイドナショー」（日曜前10・00）に出演。北京五輪フィギュアで、昨年12月のドーピング違反が判明しながら個人種目出場を認められた女子SP1位のカミラ・ワリエワ（15、ロシア・オリンピック委員会＝ROC）がフリーでミスを連発し、合計224・09点の4位でメダルを逃したことについて言及した。 　ワリエワは、最終25番滑走で冒頭の4回転サルコーは着氷したが、次のトリプルアクセル（3回転半）はステップアウトで手をついた。4回転トーループはステップアウトで、続く3回転トーループは転倒。2本目の4回転トーループも転倒した。五輪のプレッシャーに加え、ドーピング騒動の影響は明らかだった。

　今回の騒動について、前園は「今回はどういう経緯かわからない」と前置きしたうえで「ロシアとか国によっては、本人が知ってて容認して飲んだのか、知らない間に飲まされたのか、もしくは断りきれないとか…それはちょっとわからないですけど、おそらく今回は、最初の段階で体にドーピングの物質が入っている状態で、それを調査しないまま参加させたのがダメだと思います」と見解。「それをあやふやにしながら参加させた時点で、結果がどうであれ、これで3位以内に入ったとしても、授賞式が行われない、ほかの選手はどうするんだって。他の選手へのリスペクトもない。最初の段階でミスしているんではないかと思う」とした。

　お笑いタレントのヒロミから「若い子はコーチに言われれば飲んじゃったりもするの？」との質問も。前園は「チームとかコーチを本当に信頼していたら、何も疑わず飲む可能性は十分にあると思う」と私見。パフォーマンスが上がった場合、「成長って思っちゃったりする？」との問いにも、前園は「スケートはわからないですけど、育成年代は成長の過程も早いので、その影響でパフォーマンスが上がっているとは思わないかもしれない」とした。