西郷輝彦さん 「江戸を斬る」で時代劇俳優の足場築く、森繁久弥さんからも薫陶

2022年02月22日 05:30

芸能

西郷輝彦さん 「江戸を斬る」で時代劇俳優の足場築く、森繁久弥さんからも薫陶
「江戸を斬る―想い出に咲いた恋―」初日公演で親子共演し握手する西郷輝彦さん(右)と辺見鑑孝
 【西郷輝彦さん死去 】 西郷輝彦さんは73~77年のドラマ「どてらい男」の原作者・花登筺さんに同作の主人公に抜てきされ、本格的に俳優業を開始。TBS「江戸を斬る」で時代劇俳優としての足場を築いた。NHK大河「毛利元就」「葵 徳川三代」などの名脇役として活躍し、主役の時とは違う人間の深みを感じさせた。2000年代以降は、現代劇にも多く出演した。
 俳優の森繁久弥さんからも薫陶を受け、舞台「暖簾」「屋根の上のヴァイオリン弾き」などで共演。「追い掛けてはいないです。到達するのは無理だから」としつつ、演技とは何かを探り続けた。

 ≪クイズ番組の司会も≫西郷さんは1985年までTBS系で放送されたクイズ番組「アップダウンクイズ」で司会を務めた。番組は63年にスタートした視聴者参加型クイズ番組。西郷さんは、俳優の市村俊幸さん、アナウンサーの小池清さんに続く3代目司会者として83年から番組終了までの約2年間を担当。歌手でも俳優でもない司会者としての姿が評判を呼んだ。
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