橋下徹氏 ロシアの侵攻に私見「西側諸国とロシアで政治的な妥結というところでウクライナを助けるべき」

2022年03月02日 14:36

芸能

橋下徹氏 ロシアの侵攻に私見「西側諸国とロシアで政治的な妥結というところでウクライナを助けるべき」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が2日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。ロシア軍のウクライナへの侵攻について言及した。
 ロシア軍は1日、ウクライナの首都キエフのテレビ塔を攻撃し、ロイター通信によると、キエフのクリチコ市長は、2発のミサイルが撃ち込まれ、通行人ら5人が死亡したと説明。市民に外出を控えるよう呼び掛けた。第2の都市、東部ハリコフでも州庁舎などをミサイルで破壊した。大都市で非軍事施設も標的にすることで抗戦するウクライナ側への圧力を強め、停戦交渉を有利に進める狙いとみられる。

 橋下氏は「こういう紛争が起きた時に、誰が解決できるかっていう当事者をしっかり定めないと、見誤ってしまうと思うんですよ」と言い、「ロシアとウクライナの紛争だから、ウクライナに全部の責任を負わせて、ウクライナ頑張れ頑張れっていうのは、僕は絶対に違うと思います」と述べた。

 そして、「今回の紛争の本質は、ロシアと西側諸国、もっと言えばNATOですね。ここの安全保障のつば競り合いから、これはある意味、ウクライナが犠牲になっている」と指摘し、「僕は、ロシアにどんどん制裁をかけて国際圧力をかけて、もしかするとロシアが経済的に崩壊して、民衆の蜂起によって政権が倒れる場合がある、ないしは軍事クーデターが起きる。ロシアが倒れる可能性はありますよ。でも、そのロシアが倒れるまでの間、ずっとウクライナの人たちに戦わせるのかってことですよ」と問題提起。その上で「僕はやっぱりウクライナのゼレンスキー大統領も、もう自分たちの手に負えないから米国関与してくれと。ロシアの方も、いろんな主張の一つの中に、ヨーロッパの中の米国の核兵器を全部外に放り出せ、要は米国の方に紛争当事者の主体というものが移ってきている中で、米国、NATO含めてわれわれ西側諸国も“これはウクライナとロシアの紛争なんだから、とにかくウクライナの方に武器だけ提供して、お金だけ提供して、あとは徹底抗戦してくれ”、これ西側諸国の身代わりで戦ってるわけですから、ロシアが倒れるまでこのまま待つのか、だったら僕は西側諸国とロシアで政治的な妥結というところでウクライナを助けるべきだと思います」と自身の考えを述べた。
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