藤井聡太王将がA級昇格 19歳7カ月でのA級入りは加藤一二三に次ぐ歴代2位の若さ
2022年03月09日 23:18
芸能
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この日はともに昇級を争う8勝3敗の稲葉陽八段(33)と千田翔太七段(27)が勝ち、藤井が敗れた場合は前期順位の差で昇級を逃す可能性があった。対戦相手の佐々木は17年7月2日の初手合わせでデビュー以来の連勝記録を29で止められた因縁の相手。それでも序盤から終盤にかけて持ち時間をぜいたくに消費する「聡太流」を存分に披露し、勝ちきった。
「鬼のすみか」と称される高レベルのB級1組を1期で通過した史上最年少5冠。今春開幕する「神のすみか」A級(所属10人)で1位になれば来春の第81期名人戦7番勝負出場となり、谷川が持つ史上最年少名人記録(21歳2カ月)に挑戦することになる。
A級昇格の残り1枠は郷田真隆九段(50)を下した稲葉が9勝3敗で獲得。稲葉は79期以来、2期ぶりのA級復帰となった。
▼藤井王将の話 (今対局は)ちょっと失敗したかなと思った。仕掛けに対しどう対応すれば分からず、本譜は苦しくしてしまったと思い指していた。今期は全体として結構苦しい戦いだったのでなんとか昇級できたのはよかった。課題が多かったと思うので、そのあたりをしっかり振り返って、来期は(名人)挑戦争いに絡めるよう頑張りたい。