伊藤英明 “恩人”津川雅彦さんへの思い語り涙「すごい後悔してるんですよ」

2022年03月19日 15:17

芸能

伊藤英明 “恩人”津川雅彦さんへの思い語り涙「すごい後悔してるんですよ」
伊藤英明 Photo By スポニチ
 俳優の伊藤英明(46)が18日、TBSトーク番組「A-Studio+」(金曜後11・00)に出演。18年に亡くなった俳優の津川雅彦さん(享年78)との最期の会話を明かし、涙を見せる場面があった。
 伊藤は1993年、第6回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞したことをきっかけに芸能界デビュー。これまで「海猿」シリーズなど数々のヒットを飛ばす中、2014年に8歳年下の会社員の女性と交際わずか4カ月でスピード婚。15年に長男、19年に長女が誕生。16年秋から約4年間、米国に移住し英語を学んだ。

 「津川さんに晩年可愛がってもらったんですけど、なんか凄い後悔してるんですよ」と切り出した伊藤。「あの時、ちゃんと分かって、本質を見て、津川さんと付き合っていればな…とか」と語った。

 渡米の際、津川さんに推薦文を書いてもらったといい「今、これ(推薦文)は僕にとって物凄い宝物になったんですけど、僕への思いと、俳優としてこうなるので、ぜひともこの制度を使わせてあげてくださいっていうのが、あって、まあ、やっぱり…」と声を詰まらせ、「そこが切り替わる瞬間じゃなかったですけど、亡くなった津川さんと何か会話するんですよね。『この時こうで合ってるのかな』とか、『あの時はこういうふうに言ってたのかな』とか、ふっと思うんですよ」と思いを馳せた。

 渡米前は期間を決めていなかったそうで、見た目は元気そうに見えた津川さんから「俺、もう2年だから。2年で帰ってきてくれないと、俺どうなってるか分かんないよ」と言われたという。「その時は気にも止めなかった」というが、大河ドラマ「麒麟がくる」の撮影で帰国する際、「ちょうどその時、心臓が弱っていると聞いていたので、と後悔したくないと思って」津川さんのマネジャーに「津川さん、お元気ですか?」電話を入れたところ、津川さんが電話口に出て「エイメイちゃん、元気か?」と元気そうに声をかけてくれたという。伊藤が「帰ろうと思うんですけど、お時間ありますか?」と尋ねると、津川さんは「実がエイメイちゃん、ちょっと入院しちゃっててさ。帰ってくるんだったら、たぶん退院してると思うから、待ってる。退院できてなくても、病室に来てよ!」と言ったといい、「会えるのを楽しみに空港に着いて電話したら出ないんですよ」と回顧。連絡が取れず、夜10時頃までホテルのバーで飲みながら待っていたといい、そこへ津川さんのマネジャーが電話が入り「最初は周りの雑音で聞こえなかったんですけど、津川さんが亡くなったって…。あまり覚えてないですけど」と明かした。

 マネジャーは後に、津川さんは「俳優としてやっぱりそういう弱ったところを見せなくない」と入院していることも公表せず、「病室に招き入れることはなかった」と話していたといい、「最後、エイメイさんだけにそう言ったから、私自身もびっくりした」と言われたという。

 伊藤は「津川さんって世話をしているって感じじゃなかったんです。たぶん人が好きだし、俳優のために自分が何かできなかって、日本のために何かできないかってやっぱり考えていた」と天を仰いだ。
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