「カムカム」感動の最終回!視聴者魅了した伏線回収…朝ドラ異例謎解き要素&ハイテンポで“右肩上がり”
2022年04月09日 05:30
芸能
特に視聴者を引きつけたのが「ミステリー的な要素」(放送関係者)だ。序盤で上白石演じる初代ヒロインが失踪。その理由が明らかにならないまま物語が進んだ。ほかにも、視聴者らに疑問を持たせる謎のシーンがちりばめられた。
放送関係者は「朝ドラと言えば、ヒロインのサクセスストーリーを描くのが定番。そこに謎やミステリーがちりばめられたのは異例で斬新だった」と指摘する。謎はクライマックスで次々に解決。「見事な伏線回収」と話題となった。
現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも、意味ありげなセリフや演出が頻繁に登場し、その伏線回収が話題になっている。放送関係者は「視聴者は、自分の意見をSNSで他者と共有してドラマを楽しむ時代。伏線回収や謎解きはネットで話題になりやすい。ドラマを盛り上げる大きな要素になっている」と話した。
▽カムカムエヴリバディ 通算105作目の連続テレビ小説。昭和、平成、令和の3時代が舞台。戦争で夫と死に別れた橘安子(上白石萌音)、英語を憎みつつもジャズソングに救われた雉真るい(深津絵里)、ラジオ講座に居場所を見つける大月ひなた(川栄李奈)の3人がヒロイン。ラジオで英語を聴き続け、それぞれ夢への扉を開いていく。脚本は藤本有紀氏。